建物調査診断
◯外観目視検査(目視・テストハンマーによる打診検査)
主に共用部の劣化具合の診断を行います。
例えば、屋根状況の調査、外壁のヒビ割れ、タイルの浮きなど共用部からの目視、打診検査を行い、大規模修繕工事に向けての参考資料とします。
◯躯体コンクリートの中性化測定試験(フェノールフタレイン法)
鉄筋コンクリートは、鉄筋の弱点である酸化による腐食をコンクリートのアルカリ性によって防護されますが、中性化が鉄筋の位置まで進行すると、アルカリ性の低下でコンクリートの持つ防錆保護効果は失われます。従って、鉄筋コンクリートの耐久性をチェックするためにコンクリートの中性化をチェックします。
◯付着力測定試験(建研式単軸油圧式引張り試験法)
建物の外装仕上材である吹付塗装面の劣化状態を判断し、改修時における下地の調整方法を選択するために既存仕上材の下地に対する付着強度を測定します。
給水管劣化診断
マンションにおける給水管劣化診断は、快適なマンションライフを送るために欠かせないものです。
日頃、当たり前のように使用してる水は、これらの設備により各ご家庭に供給されています。
給水管も経年とともに劣化が進み、「赤水の発生」「流量不足」さらには「漏水の発生」まで様々な問題を引き起こし日常生活に支障をきたすことにもなりかねません。
早めに現状を把握し、対策を立てることにより、マンションの資産価値を落とすことなく快適な住まいづくりを目指します。
抜管調査